売買契約締結の当日の流れを事前に知っていたら緊張せず安心して臨めます!

売買契約締結の当日の流れを事前に知っていたら緊張せず安心して臨めます! 不動産売買の豆知識

売主様も買主様も契約の相手方が決まれば、売買契約を締結します。

ただ、ほとんどの人は、不動産売買の経験が無くて、契約締結当日の流れが、どのように進んでいくのかご存じない人が多いのではないでしょうか

売買契約だけなら、1時間程度で終わるのですが、買主様への重要事項説明説明書の説明、関係書類やその他の手続き書類への署名捺印を含めると、約2時間半のお時間が必要になります。

また、買主様が住宅ローンをご利用される場合は、契約終了後に申込み手続きを行いますので、3時間以上かかる場合もあります。

今日は、「売買契約締結の当日の流れを事前に知っていたら緊張せず安心して臨めます!」について書いてみたいと思います。

売買契約当日の一般的な流れと注意点について、分かりやすく書きたいと思いますので、ぜひ参考にしてください。

 

「売買契約当日は約2時間半のお時間を頂きます」とお伝えしたところ、売主様も買主様も「えっ!そんなにかかるのですか?」と驚かれていました。

私としては、普段通りにお伝えしてのですが、初めて不動産の売買契約を経験されるお客様にしてみれば、驚かれても当然だと思います。驚くと言うより、2時間半も何をするのか不安になるのかもしれませんね。

そして、「説明内容に疑問や不安がなくてご質問がなければです」「でも、ご質問があって当たり前なので3時間はお時間を下さい」と付け加えました。

それでは、売買契約当日の一般的な流れについて書きます。

 

1.売主と買主の挨拶と本人確認

売主と買主の挨拶と本人確認

一般的には、契約を締結する場所は不動産会社の事務所で行います。

ご自宅の売却では売主様のほとんどは、お住まいの状態で売却活動を行いますので、お客様の内覧時には、買主様と顔を合わせていますが、改めて契約日にも顔をわせて挨拶をします。
併せて、運転免許証などの身分証明書を提示し合って本人である確認を行死ます。

これは常識ですね。

 

宅建業者には、買主様に対して売買契約締結前に重要事項の説明を行う義務があります。
そのため、買主だけに説明をする不動産会社が多いのですが、取引条件などの認識のズレによるトラブルを避けるためにも、売主様も一緒に受けることをお勧めします。

売主様に対して、買主様への重要事項の説明が終わった後に来店するよう指示された場合は、「買主と一緒に重要事項の説明を受けたい」ということを不動産会社に伝えることをお勧めします。

この重要事項説明書の説明には、約1時間のお時間が必要になります。

 

2.売買契約書の読み合わせと確認

重要事項説明書の説明が終われば、
次は、不動産業者が売主と買主の双方に対して、売買契約書の読み合わせを行い、約定事項などの説明を行います。

 

契約書には専門的な用語や初めて見る文言が多いと思いますので、予め、メールやファックス、郵送で売買契約書の写しを送ってもらえるよう、お願いしてください。

そして、事前に目を通して分からないことは不動産業者の担当者に確認しておけば、契約当日は理解も深まり、スムーズに進みますので、必ず事前にもらえるよう依頼することをお勧めします。

 

3.付帯設備・物件状況確認の説明と署名捺印

付帯設備・物件状況確認の説明と署名捺印

売買契約書には約定事項の他に、付帯設備表や物件状況確認書が添付されて、住宅を売却する場合、買主に対して付帯設備や物件状況の説明を行います。

 

基本的には不動産業者の担当者が説明をしますが、売主であるあなたの方が詳しいので、どういう設備を引渡し、物件の状況がどうなのかを、付帯設備表や物件状況確認書に詳しく記入し、予め不動産会社に伝えておいてください。

契約書と付帯設備・物件状況確認書の説明にも約1時間のお時間が必要になります。

説明が終わり、その内容が理解できたら、契約関係書類に署名捺印を行します。

 

4.手付金の授受と領収書の発行を行います

売買契約書の読み合わせと署名捺印が完了しましたら、売買契約書に記載されている手付金の授受を行います。

手付の額に決まりはないのですが、売却代金の5%~10%が相場と言われていますので、大きなお金になります。現金の場合は、その場で必ず金額の確認を行ってください。

「現金その場限り」と言われるように、後々トラブルにならないように、しっかりと時間をかけて確認をしてください。

 

確認ができましたら、手付金額の領収書に署名捺印して買主に渡します。
領収書は不動産業者が作成してくれますので、売主様が準備しなくても大丈夫です。

 

5.決済までの流れの確認と打合せ

手付金の授受が完了しましたら、決済日や引渡し日の確認、決済までに売主様、買主様、それぞれが、契約上やらなければならないことの再確認と打合せを行います。

ここをしっかりと打合せをしておかないと、後々にトラブルを招きかねません。

特に買主様が住宅ローンを利用する場合、決済日は銀行営業日の平日になりますので、お仕事を持たれている人は、十分に打合せを行ってください。

 

その後、あなたと不動産業者との関係書類(媒介契約書等)への署名捺印を行います。
この項目では約30分のお時間が必要になります。

このように、挨拶~重要事項説明書の説明~売買契約書等の読み合わせ~手付金の授受の流れがスムーズに進んで約2時間半のお時間が必要になるのです。

 

売買契約当日の注意点と対処方法

売買契約当日は、大きなお金(手付金)が動くことはもちろんですが、慣れてないということで、とても緊張するものです。

ただ、売買契約は、売主様と買主様との約束事を書面にして取り交わすものですので、とても重要で、これが全てと言ってもいいくらいのものです。

緊張や、その場の雰囲気からか、分からないことを分からないままに署名捺印する人も少なくありません。

これは、絶対にNGです。

 

経験がないのですから、分からなくて当たり前です。
分かるまで質問してください。
説明されても理解できないのは、不動産会社の責任
ですので、気にせず質問してください。

おおまかでも事前に契約当日の流れを知って緊張が和らげれば、と思い書かせていただきました。
参考にしてください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました